先日同業者の方と話をしていて、「差分ファイルをまとめたりするのってどうやってますか?」なんて話をしていて、とても便利なアプリを教えて頂きました。
開発環境は自分で持っていて、開発環境で修正したものをクライアントに差分ファイルを納品して本番環境にアップをしてもらう。稀に納品ファイルに漏れがあったりと昔から悩まされていました。。。
基本的に開発時はGitを使っていたので、履歴を追い地道に修正したファイルを収集するというやり方で乗り切っていましたが、このアプリを使用してからは差分ファイル抽出に全く時間がかからなくなり漏れも全くなくなりました。
そのアプリは「SCONE Diff」というアプリで、決して新しいものではなく「もっと早く知っておけば。」と悔やまれるくらいに便利なツールでした。

詳細は公式サイトに詳しく載っていますが、こちらでも簡単に記載しておきます。

SCONE Diffのダウンロード

公式サイトからダウンロードでき、Mac用とWindows用があり、無料・有料版があります。
私はMac用の有料版「SCONE Diff Pro」を購入しました。

 

SCONE Diffの機能

インストールしてアプリを起動すると下記の画面になります。

左側の設定画面には、

  • 参照ディレクトリ指定
  • 日時指定(from)
  • 日時指定(to)
  • 除外ファイル(頭文字指定)
  • 拡張子フィルタ
  • 正規表現フィルタ

等、抽出したファイルを絞り込むのに便利な機能があります。
必要に応じてこちらを指定します。

下部にある、「出力ディレクトリ指定」は差分ファイルを抽出したいディレクトリを指定します。

 

SCONE Diffの使い方

ここでは絞り込みを「日時指定(from)」のみを指定して抽出します。

① 検索したいフォルダを指定します。
② 検索したい開始日時を指定します。(ファイルの編集をスタートした日時の少し前の時間等から指定するとよいと思います)
③ ①と②を設定した上で「差分検索」をクリックすると右側の窓に差分ファイルの一覧が表示されます。
④ ファイルを出力したいディレクトリを指定します。
⑤ ④を指定してから、「抽出」をクリックします。

すると、出力さきのディレクトリにディレクトリ構造を保持したまま差分ファイルが一気に抽出されます。そしてありがたいことにファイルのタイムスタンプ書き換わることなく、最終保存日時のままになっています。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?わかりやすいUIで使い方に迷うことなく利用できると思います。製作者さまには大変感謝です。
私はこのアプリを購入前に紹介頂いた方に操作画面を見せて頂き「これは欲しい!」と思ったので、無料版を使用することなく迷わず有料版を購入しました。Web制作されている方、同じような悩みを抱えている方は有料版を購入されても損はないのではないかなと思います。